鬼滅の刃に登場にした鬼で、アニメ化される刀鍛冶の里編で登場する事になっている半天狗。
今回は半天狗がどんな鬼なのか、彼が扱う血鬼術に関してや作中の活躍について解説していきたいと思います。
刀鍛冶の里編がアニメ化されるにあたり、登場する事になっている半天狗がどんな存在なのか知りたい人は多いんじゃないでしょうか。
一度漫画を読んだけど、どんな鬼か忘れてしまった人のために解説していきたいと思います。
鬼滅の刃半天狗とは?
まずは半天狗について簡単に解説します。
果たして、どんな鬼なのでしょうか!?
上弦の肆の座にいる鬼
半天狗は上弦の肆の座にいる鬼です。
上弦の鬼は鬼舞辻無惨から下弦や他の鬼とは比べ物にならないくらいの血を分けてもらった存在となっています。
彼ら自身の裁量で鬼を生み出す事も可能。
下弦の鬼とはけた違いの強さを誇り、100年以上顔ぶれも変わっていません。
半天狗は上弦の肆と言う立場から、遊郭編で炭治郎、善逸、伊之助、天元が戦った上弦の陸の堕姫(だき)、妓夫太郎(ぎゅうたろう)よりも強いのです。
自分を弱い者と評する卑怯者
半天狗は上弦の鬼と言う立場なのに、自分を弱い者と言う卑怯者です。
多くの柱を始末し、人間を捕食しておきながら、自分は被害者であり、自分を襲う鬼殺隊を悪者だと捉えています。
更には自分がしている事を正当化するので、質が悪い鬼です。
そんな精神性を持っている事から、鬼に同情的な炭治郎も悪鬼呼ばわりしました。
人間時代から性格は変わらない
半天狗の上記の性格は人間の頃から変わりません。
人間時代の半天狗は子供の頃から嘘を吐き続け、自分を被害者で他者を悪者扱いしていました。
そのために名前、年齢、生い立ちの全てを変えていたので、本来の名前等は本人も分かっていませんでした。
一応幾人かの妻子がいた頃もありましたが、彼らはそう言った半天狗の性格を嫌っていて、半天狗も虐げられたと評して逆に始末したりしました。
更に盗みを働いていた者を目撃した人間も容赦なく始末しましたのです。
そうした事が災いして捕まって奉行所に連行され、裁きを受けようとした時も自分は悪くないし、目も見えないと嘘を吐きました。
しかし、それは嘘だと見破られて、次の日に処刑される事になったのです。
そこへ無惨が現れて鬼に変えてもらい、裁きを下した奉行を始末するがその際に彼からやがて天罰を受けると言われました。
鬼滅の刃半天狗の血鬼術と技
次は半天狗の血鬼術と技について解説します。
半天狗は感情を具現化した分身を生み出す血鬼術を扱え、斬られるたびに以下のような分身を生み出せるのです。
半天狗の分身
積怒(せきど)
第12巻第106話で登場した分身。
分身のリーダー格であり、怒っているように見えるも沈着冷静で分析力もあり、油断も慢心もしません。
武器は錫杖から電撃を放つ事であり、殺傷能力は低いものの確実に相手を痺れさせる事が可能。
可楽(からく)
第12巻第106話で登場した分身。
戦いを楽しむ戦闘狂だが、そのせいで不用意な攻撃を喰らってしまう欠点があります。
八つ手の葉の団扇を武器としていて、それを振るう事で人間を簡単に吹き飛ばせ、建物を破壊し、巨大化させれば威力も増すのです。
空喜(うろぎ)
第13巻第107話で登場した分身。
可楽に近い性格をしていて、相手を痛めつける事に楽しみを覚え、本気を出さない悪い癖があります。
背中の翼を使って空を飛び、金剛石すらも砕き割る爪と口から放つ超音波が武器です。
哀絶(あいぜつ)
第13巻第107話で登場した分身。
非常に冷めていて、ネガティブな言葉を発します。
槍を使った攻撃を得意とし、その一撃を喰らった人間は穴だらけとなるのです。
本体
第13巻第114話で登場した分身。
姿は最初の時と一緒だが、非常に小さい姿をしていて、見つけるのは至難の業となっています。
しかも逃げ足も速く、首も硬いので日輪刀も通りにくいです。
憎珀天(ぞうはくてん)
第14巻第116話で登場した分身。
積怒が可楽、空喜、哀絶を吸収して誕生した存在で、性格はかなり傲慢となっていて、半天狗の性格を具現化しています。
それにかなりの圧力を放っていて、喜怒哀楽全員の血鬼術だけでなく固有の術も繰り出すので手数は豊富。
「恨」の鬼
第14巻第124話で登場した分身。
本体をそのまま大きくした姿をしており、心臓付近に本体を隠しています。
所謂相手を油断させるためのダミー的存在の分身です。
半天狗の技
次は技ですが、以下の通りになっています。
- 激涙刺突(げきるいしとつ):第13巻第115話に登場した技で、哀絶が持つ十字槍から繰り出す5つの斬突。
- 石竜子(とかげ):第13巻第122話に登場した技で、木で出来た龍を生み出して攻撃する技で口からは鼓膜を破るくらいの衝撃波を放てる。
- 共鳴雷殺(きょうめいらいさつ):第13巻第122話に登場した技で、2体の石竜子から積怒の電撃と空喜の超音波を放つ。
- 無間業樹(むけんごうじゅ):第13巻第123話に登場した技で、石竜子の応用技であり、無数の石竜子を生み出せる。
- 共圧鳴波(きょうあつめいは):第13巻第123話に登場した技で、空喜の力を使った超音波でまともに喰らえばバラバラになる。
鬼滅の刃半天狗の作中の活躍
それでは半天狗の作中の活躍について解説します。
半天狗が初登場したのは第12巻の第98話です。
奇数である113年ぶりに呼ばれた事に不吉と感じ、怯えていました。
そして上弦の陸が負けた事、未だに青い彼岸花を見つけていない事に対して非常に不機嫌な無惨にひたすら平伏していたのです。
その無惨からの命令で上弦の伍である玉壺(ぎょっこ)と共に動き出し、第12巻の第105話で刀鍛冶の里に襲来。
そして炭治郎、無一郎、禰豆子と遭遇し、無一郎に斬られてしまうも分身である積怒、可楽を生み出し、可楽は突風で無一郎を吹き飛ばしたのです。
積怒は錫杖から電撃を放ち、炭治郎を苦しめるも不死川玄弥が加勢し、銃と日輪刀で2人を倒すも新たに空喜と哀絶を生み出し、3人を苦しめました。
しかし、禰豆子の血を纏った爆血刀を振るい始めた炭治郎に押され始め、本体の鬼も玄弥に見つけられてしまったのです。
本来が炭治郎に斬られようとした時、積怒が他の鬼達を吸収して憎珀天へと変貌し、本体を守って炭治郎達を圧倒。
そこへ甘露寺が合流してきて、何とか持ち直そうとするも憎珀天は何とか粘って苦しめます。
しかし、甘露寺に痣が発現してからは苦戦を強いられ始め、その間に炭治郎達は恨みの鬼を見つけて首を斬らえてしまいました。
ただ恨みの鬼はダミーで心臓付近に本体が隠れていたのですが、炭治郎にその事に気づかれて過去の出来事を走馬灯として見ながら切り裂さかれて倒されたのです。
しかし、禰豆子が太陽を克服する瞬間をとらえていた事から、無惨に賞賛されました。
鬼滅の刃半天狗とはどんな鬼なのか?血鬼術の詳細や作中の活躍についてもまとめ
以上が半天狗がどんな鬼なのか、彼が扱う血鬼術に関してや作中の活躍についてでした。
これで半天狗がどんな鬼でどんな血鬼術を使うかが分かったと思います。
今回紹介した分身体の能力からしても、紛れもなく上弦の鬼であると言わしめる能力だと言えますね。
アニメの刀鍛冶の里編でどんな暴れっぷりを見せてくれるか、楽しみです。
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