「鬼滅の刃」鳴女と獪岳のモチーフとなる病気は奇病だった!?

「鬼滅の刃」考察では「上弦の鬼たちは過去に流行した病気をモチーフにしているのではないか?」という説が広く囁かれています。

例えば黒死牟こくしぼうはその名前と強さから黒死病、童磨どうまは肺を壊死させる血鬼術から結核、猗窩座あかざは一匹狼なところなどからコレラ……

といったようにそれぞれ当てはめられていますが、実は新・上弦の鬼となった鳴女なきめ獪岳かいがくだけは「当てはまる病気がない」とされ、不明扱いのままです。

確かにこの2人の血鬼術や性格を踏まえても思いつく病気はありません……が、ここではあえて鳴女と獪岳、2人のモチーフになったのではないか?と考えられる病気を推させていただきます。

その病気とは奇病、不思議の国のアリス症候群黒血病こっけつびょうです。

鳴女のモチーフは不思議の国のアリス症候群!その根拠は?

「不思議の国のアリス症候群」とは?

「不思議の国のアリス症候群」とは見えている物体の大きさが異様に小さくなったり、あるいは遠くにある物体が巨大になったり等視覚がおかしくなる病気です。

また現実感がなくなること、時間の流れも掴めないことも症状として数えられており、まるで全てがスローモーションに感じたりもすると言われています。

ルイス・キャロルの代表作「不思議の国のアリス」にちなんだこの病気は未だにそのメカニズムが分かっていないものの、

  • 感染症(EBウイルス、日本では子供たちがよくかかっている)
  • 偏頭痛
  • てんかん
  • 高熱

など脳に負荷がかかる病気によって「不思議の国のアリス症候群」の症状を体験したという報告が多いです。

あとはストレスも挙げられていますが、これは片頭痛の原因であるため、あくまできっかけという扱いになっています。

「不思議の国のアリス症候群」は早くても数分、遅くても数日過ぎれば症状がおさまるので自然治癒で十分です。

とはいえ大人になっても「不思議の国のアリス症候群」に悩まされるケースもあり、その場合はてんかん薬や頭痛対策など地道なアプローチをしていくしかありません。

なぜ「不思議の国のアリス症候群」が鳴女に当てはまるの?

さて、この「不思議の国のアリス症候群」を鳴女のモチーフだと主張する理由はズバリ

・おかしな世界

です。

おかしな距離感や時間を体験させる「不思議の国のアリス症候群」、そして空間や重力が滅茶苦茶な異空間「無限城」……おかしくなるポイントは違うものの、どこか似ていますよね?

なお「不思議の国のアリス症候群」は1955年(昭和30年)に正式に名付けられた病気ですが、ルイス・キャロル(1832~1898年)も「この病気に悩んでいたのではないか?」と言われているため、人々が認識するよりも昔からあったと思います。

獪岳のモチーフは黒血病!?そもそも黒血病ってなに?

黒血病こっけつびょう」とは元来、赤いはずの血液が黒色になっている奇病です。

この奇病が獪岳に当てはまる理由は「黒血病」という病名や色、発見地が鬼の伝承が残る岩手県など小さなキーワードが獪岳をなぞっていると思ったからに尽きます。

「黒血病」ってなに?

「黒血病」とは岩手県の風土病、もとい遺伝性の奇病です。

別名「遺伝性黒血症」と、地元では「黒子(くろこ)」とも呼ばれているこの病気は文字通り、血の色が赤ではなく、黒となっています。

「血液が黒くなるって別に珍しいことじゃないんじゃ?」と思われるかもしれませんが、通常、赤い血が変色するのは血液中に含まれる酸素量やヘモグロビン(鉄分)が少なかったり酸化したりするなど外的要因のせいです。

しかし「黒血病」は遺伝、もとい血液のヘモグロビンの異常によって本来であれば赤い血を黒くしています。

(黒といっても「黒紫色」や「醤油のような色」とも言われています)

この状態はメトヘモグロビン、すなわち鉄分が酸化している状態です。

そのため「黒血病」の人間の皮膚や粘膜、唇の色が黒みがかった色や紫色になっています。

つまるところ生まれつきチアノーゼというわけですが、それ以外に目立った症状はありません。

知能や身体に異常はなく、「黒血病」になった人間の能力は常人と変わらないものの、重篤であればあるほど生存は見込めないとも言われています。

遺伝性であるため、岩手県に住むある一族でしか確認されていないようですが、「黒血病」のような異常血色素は世界的に珍しくありません。

なぜ獪岳に「黒血病」が当てはまるの?

なぜ獪岳に「黒血病」が当てはまるのか、それは獪岳にまつわるキーワードが「黒血病」と被るからです。

例えば「黒血病」という病名。

これはあくまでイメージですが、獪岳が鬼化した時の出来事を彷彿とさせます。

獪岳が鬼化した理由は任務先で黒死牟と遭遇し、生き延びるために命乞いをしたところ、黒死牟は運良くそれを聞き入れました。

そして自身の身体に流れる無惨の血を獪岳に与えましたが、このシーンが

・「黒(死牟から無惨の)血(を与えられた)」

という文字のイメージにつながります。

また獪岳のイメージカラーが黒であること、「黒血病」の発見地が岩手県である(岩手の県名の由来には鬼の伝承が関わっている)ことなど小さなキーワードが鬼化した獪岳にぴったりです。

黒死牟のモチーフだと言われる黒死病と一字違いなところも理由に挙げられます。

まとめ

鳴女に「不思議の国のアリス症候群」が当てはまる理由はおかしな世界を体験させるからで、獪岳に「黒血病」が当てはまるのは病名がもたらすイメージが大きいです。

とはいっても世界は広いもの。

鳴女と獪岳には筆者が知らない、別な病気が合っているかもしれません。もしもそんな病気を知っているなら是非教えてくださると助かります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました