鬼滅の刃の中で、炭治郎が初めて遭遇した十二鬼月が、下弦の伍:累でした。
累に関しては公式ファンブック2の中で、実は下弦の壱、弐に匹敵するほどの強さを秘めていた、ということがあかされました。
今回は、実際累がどのくらい強かったのか考えてみました!
累の本当の強さは?鬼としての素養は?柱と戦ったら勝てたの?入れ替わりの血戦をしたらどう?など様々な観点から考えた自信作ですので、是非最後まで読んでくださいね!
累の強さについて
まずは累の強さについて考察していきたいと思います。
鬼滅の刃の公式ファンブック2で累の本当の実力は下弦の壱、弐くらいあって、「家族役の鬼に分けた血鬼術を回収すれば、柱と良い勝負をしたかもしれないし、さらに強く変化したかもしれない」と無惨が予想していたことが判明しました。
この情報からすると、累はもしかしたら上弦の鬼を狙えたのではないか?と言われています。
その点も検証していってみましょう!
他の下弦の鬼と比べると
まずは他の下弦の鬼たちと比べてみましょう。
実際に作中で柱と一対一で勝負をしてはいないので、分からないところですが、家族役の鬼に分散させた力を吸収すれば、下弦で一番強かったのではないか、と推測されるのです。
そもそも下弦の鬼が出てきたのはパワハラ会議だけですし、魘夢以外の下弦の鬼はみんな無惨の前でおびえていたので、そもそも強そうだという印象がありません。
また、上弦の玉壺でさえも柱の時透無一郎に最後はサクッとやられていましたので、柱といい勝負をするかもしれないと言われている累は、無惨の見立てでは、上弦を目指すことも可能な力と可能性を秘めていたと言えるでしょう。
でも玉壺を倒した時の無一郎は、痣ありの覚醒状態だったので、痣が出ていなかったら玉壺が勝っていたかもしれません。
ただ、「柱」と言っても見た目から怖い、鉄球をゴウンゴウンする柱から首を斬り落とせない柱まで力はさまざまです。
おそらく無惨がここで累といい勝負をすると言っている柱は、柱として最低限の力をもった音柱:宇髄天元、胡蝶しのぶあたりを指すのではないかなと思います。
だとしても、累よりも序列が上でも「柱」を見て逃げ出す鬼がいる中で、他人に厳しい無惨に「柱といい勝負」と言われている累のポテンシャルは飛びぬけていたと言えるのではないでしょうか。
さて、累の本当の強さとポテンシャルについて、なんとなく分かりましたが、実際のところ柱と戦って勝てるのか考えてみましょう。
累の家族の能力
まず、累の家族役の鬼に分散していた能力について整理してみましょう。
まずは、父鬼に分けていた能力についてです。
とにかく父鬼は体が強く、更に虫のように脱皮することで更に強力な肉体とパワーを得ることができます。
脱皮すること自体が血鬼術といえばそうかもしれませんが、他の家族鬼のように何か技を使う、というよりは単純にパワーで押してきます。
父鬼の怪物感はすごかったですよね。
次に母親の人間や鬼を蜘蛛糸で操って遠隔で戦う能力や姉鬼の柔らかいが強い糸で繭を作り、その中で人を溶かす「溶解の繭」兄鬼の、口から一瞬で木を溶かすほどの強力な毒液を吐き出す斑毒痰や人間を蜘蛛に変化させる能力、そして、累自身の硬く鋭利な蜘蛛糸で切り刻む能力です。
こうした累自身の力を含めた、分散していた能力を1つに集めれば家族鬼たちがそれぞれで使っていた時よりもより強くその能力を使う事ができるでしょうし、累の肉体の強さや技の強度や速度、また肉体再生速度も飛躍的に向上することが予想されます。
堕姫も花街を支配するために分散していた体を戻したらその速度は比じゃない、と言っていましたので、分散していた能力を回収すれば累にも同じことが起きるのではないでしょうか。
そうすれば、作中では義勇に簡単に斬られてしまっていた糸の硬度も上がり、技が強化されるということが予想できます。
他の家族鬼が使う能力は元々攻撃力、殺傷力が強いものなので、それぞれが強化されて使い分けることができれば様々な剣士に対応することができそうです。
「柱」と戦えるか
でも、個人的にはやはり家族鬼の能力を集結させたとしても、柱に勝つことは難しいのではないかと思います。
お館様も柱合会議で言っていましたが、どうやら今の柱達は過去の柱たちと比べてもかなり強そうです。
柱の方では下の方の力だと思われる音柱:宇髄天元ですらも、上弦の陸:妓夫太郎に「今まで倒した柱よりも強い」と言われていました。
また、上弦の陸の片割れである妹の堕姫に至っては宇髄に「弱い。」「上弦じゃない」と言われて、本人が気づく間もなく首を斬られています。
妓夫太郎は過去に柱を15人、妹の堕姫ですら7人食う程の力がありますので、現在の柱の層の厚さ、強さが伺えます。
そうした点から考えてみても、累が仮に本来の能力で戦ったとしても、時代によっては倒せる柱がいるかもしれませんが、現在の柱には勝てないのではないかと思います。
他の鬼と比べると
累がもっと強くなったら
やはり累の位置づけは無惨の言っている通り下弦の壱あたりなのでしょう。
では、累がもっと強くなったらどうでしょうか?鬼が強くなる方法は多くの人を食うか、無惨の血を多く分けてもらうことですが、累の本来の能力が下弦の壱程度だったとして、上弦に匹敵するレベルの血を与えられたらどうなるでしょうか。
無惨の血が多ければ多いほど強くなる可能性は高まりますが、鬼滅の刃を深く読み進めていくにつれて、どうやら無惨の血の量と食った人間の量だけで強さが決まるわけではなさそうです。
実際、人間をまったく食っていないのに禰豆子は結構強い血鬼術を使えますし、浅草で通りすがりに鬼にされた男性も棘の血鬼術を使うことができます。
おそらく鬼の強さはそもそもの適性や鬼になるセンスも強さに関係しているようなのです。公式ファンブック2によると累は鬼として強くなること、強さにこだわっているわけではなさそうですし、鬼になってからわずか20年で十二鬼月入りをしているので、他の鬼よりも鬼になる適性やセンスがあったのだと思われます。
なので、累が上弦の鬼と同じだけの血を与えられたら、累の方が強くなる可能性が高いでしょう。
上弦の伍程度までは強くなれそう
たとえば妓夫太郎・堕姫は2人で1つの鬼なので、同時に二人を倒せるような飛び道具のない累にとって不利かもしれませんが、玉壺なら同じ身体能力・再生力を手に入れたら勝てるかもしれません。
この2人(厳密には3人)より上の上弦たちは、実力がかなり離れているような気がするので、そうした鬼たちに勝つにはもっと血を与えてもらうか稀血など、すぐに強くなれるような人間を食べる等の工夫が必要になってくるでしょう。
なので、今の累の実力では多くの血、少なくとも魘夢くらいの血を分けてもらえたら上弦の伍程度までは強くなれそうな気がします。
いかがでしたでしょうか?
作中ではわりとあっさり義勇さんに首を斬られていたので、あまり強さを感じなかったかもしれません。
もし、累の能力や強さについて、こんな視点があるよ!とか、戦い方によっては童磨には勝てるのでは?等ご意見やご感想があれば是非教えてください!
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