岩柱・悲鳴嶼行冥。
「柱」最強と謳われる悲鳴嶼は筋骨隆々の大男ではあるものの、幼い頃にかかった熱病のせいで失明。
そのせいでその目には白目になっていますが、悲鳴嶼は盲目のデメリットは克服しており、むしろ目が見えないからこそ感じ取れる感覚が鋭くなっています。
「柱合会議編」では独善的な台詞を言い放ちますが、本来の性格は優しく涙もろいです。
そんな悲鳴嶼行冥の声優は杉田智和さんです。それでは杉田智和さんのプロフィールと代表作をご紹介していきましょう。
悲鳴嶼行冥役・杉田智和さんのプロフィール
・杉田智和さんのプロフィール
出生地 | 埼玉県比企郡嵐山町 |
生年月日 | 1980年10月11日 |
血液型 | B型 |
身長 | 177cm |
趣味 | アニメ、ゲーム全般 |
職業 | 声優/作家/ Youtuber |
事務所 | 株式会社AGRS(代表) |
デビューした年 | 1998年(作家は2001年) |
アドリブが得意
杉田智和さんは芸達者、もといアドリブが得意な声優として有名です。
声質は低く厚みがあるので渋い男性役などが似合いそうなものですが、杉田智和さんはその声質でゆるいテンポで喋ったりします。
そのせいで生真面目なボケキャラやギャグキャラがしっくり来ており、きわめつけにアドリブをかますものですからスゴイというか何というか。
しかしこのアドリブは「イケメンライダー」の火付け役の1人・武部直美プロデューサーから高く買われており、わざわざアドリブを行えるシーンが用意されたほどです。
いちおうフォローしておくと杉田智和さんは真面目に演技していることもあり、その場合は熱血キャラや兄貴キャラを担当しています。
声優を意識したきっかけ
そんな杉田智和さんが声優を意識したのは子供時代に視聴したアニメ「ダイの大冒険」です。
この作品の登場人物・ヒュンケルの声が思っていたよりも低い声で「カッコいい」と思ったそうですが、ヒュンケルの声が「聖闘士星矢」のフェニックス一輝と同じ声であることに気づきます。
とはいえあくまでこの時点では声優を意識した程度で、本格的に声優を職業として考え始めたのは高校生でした。
このとき杉田智和さんは学校行事で脚本を手がけ、自分の声を録音しつつ、そこに効果音やBGMもつけたところ、兄に「声や喋りを生かした仕事はどうか」と勧められたそうです。
これをきっかけに養成所の門を叩くわけになりましたが、その道のりは険しいものでした。
最初のオーディションは不合格。
その失敗を活かして自己紹介を漫才調にしてインパクトをつけ、合格……したまでは良かったものの、予備校生活をしていたので養成所にはほとんど行けなかったらしいです。
ようやく行けるようになったのは大学を合格してからですが、その生活も授業を抜けて収録してすぐ戻るという慌ただしい生活でした……が、現在はそんな苦労を感じさせないユーモアある声優として活動中です。
杉田智和さんの代表作
「銀魂」坂田銀時
「杉田智和さんといったら?」とファンに質問したら、「銀ちゃんでしょ」という答えがほとんどになるのではないかと思います。
そのぐらい「銀魂」の坂田銀時は杉田智和さんのはまり役です。
銀時(愛称、銀ちゃんなど)は「銀魂」の主人公で、江戸のかぶき町で「万事屋(よろずや)」という何でも屋を営んでいます。
しかしその暮らしぶりは自堕落三昧。
無気力なテンションはまだマシなほうで、お金がないのにパチンコを打つわ朝帰りして酔いつぶれてるわ駄目な大人ぶりを見せつけます。
しかしいざとなれば人が変わったように戦い、時にはその情けの深さゆえにブチ切れたりすることも。
テンションといいギャグといい、全てにおいて杉田智和さんにマッチしたキャラでした。
「涼宮ハルヒの憂鬱」キョン
キョンもまた「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公であり、物語の語り手でもあります。
というのも「涼宮ハルヒの憂鬱」はキョンの視点で描かれた物語で、正直なところ真相は誰にも分かりません。
けれどもキョンが超常的な現象に巻き込まれていることには間違いなく、それに対してどう対処していくのかが「涼宮ハルヒの憂鬱」の見どころです。
そんなキョンの性格は事なかれ主義のお人好し。
つまるところ人の良い男の子といったところですが、ヒロインのハルヒに良くも悪くも影響を与えていることから登場人物から「鍵」と見込まれています。
一見するとキョンは杉田智和さんの代表作に選ばれなさそうですが、そんなことはありません。キョンの淡々とした調子でつづられるモノローグは杉田智和さんの声によく合っており、特に「エンドレスエイト」シリーズでは「遊んでいるな?」という言い回しをしたりしています。
「ジョジョの奇妙な冒険」ジョセフ・ジョースター
ジョセフ・ジョースターは「ジョジョの奇妙な冒険」第二部、「戦闘潮流」の主人公です。
「ジョジョの奇妙な冒険」の主人公たちは天才肌だったり真面目だったりしているのですが、そのなかでジョセフは奇抜な主人公となっています。
気が短く軽薄で、遊び心があり、ある施設に潜入するためにテキーラ売りの娘(つまり女装)をしたりもしました。
また騙し討ちもよくしているものの、偶然を生かして「自分の計算通り!」と見栄を張るお調子者な一面もあります。
しかし正義感にあふれており、仲間想いで、その優しさは本物です。
どんなにピンチでもやらなければならない時は不屈の闘志で決める男、それがジョセフ・ジョースターですね。
ジョセフのギャップもまた杉田智和さんにはまり、よく代表作に挙げられています。
まとめ
悲鳴嶼行冥の声優は杉田智和さんです。
杉田智和さんはアドリブに定評がある声優で、現在は株式会社AGRSの代表取締役も担っています。
ギャグやボケをかますキャラの演技が上手いのですが、声優になるまでの道のりは険しく、オーディションの不合格や大学と収録現場の往復など大変だったようです。
しかしそんな苦労を感じさせないユーモラスさは「銀魂」の坂田銀時や「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン、「ジョジョの奇妙な冒険」のジョセフ・ジョースターなどで発揮し、いくつものはまり役を獲得しました。
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