「鬼滅の刃」にて鬼殺隊を支える「柱」の1人、霞柱・時透無一郎。
刀を握ってたった2ヶ月で柱に昇格した天才剣士は初登場ではその呼び名通り、霞のように茫洋としたキャラとして印象を残しました。
しかしスポットライトが当たった「刀鍛冶の里編」では人一倍合理的かつ容赦ない判断をする一方で、躊躇なく戦えない人間を庇う一面も見せます。
そんな無一郎を大人気声優・河西健吾さんがつとめています。
河西健吾さんの声を漫画家・羽海野チカさんは「輝く闇のような声」と評しましたが、一体どういう声優なのか。詳しく解説していきましょう。
時透無一郎役・河西健吾さんのプロフィール!
・河西健吾さんのプロフィール
出身地 | 大阪府 |
生年月日 | 1985年2月18日(みずがめ座) |
血液型 | A型 |
身長 | 158cm |
趣味・特技 | カラオケ/ダンス/ゲーム |
職業 | 声優 |
所属事務所 | マウスプロモーション |
デビューした年 | 2006年 |
河西健吾さんの経歴
河西健吾さんは2006年にデビューした声優です。
この時所属していた事務所はオフィス薫ですが、2012年に現在属しているマウスプロモーションに移籍しました。
当時はアニメ「あたしンち」の客や「ドラえもん」の通行人といった脇役が多かったものの、実はこの間に映画の吹き替えをして声の演技の経験を積んでいたそうです。
もちろん生活のためにアルバイトにも精を出していましたが2015年、転機が訪れます。
同年に放送が始まったアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」、その主人公の1人である三日月・オーガスを演じたことにより、河西健吾さんは注目を集めました。
初めてのTVアニメ主演をした1年後、2016年には名前のなかった脇役としての出演はなくなり、徐々にメインキャラの声優として抜擢されるように。
現在は「鬼滅の刃」をはじめ、「3月のライオン」「東京リベンジャーズ」「ブルーピリオド」など人気コンテンツに出演している人気声優として活動中です。
そんな河西健吾さんが声優を目指した理由は「普通のレールに乗るような生き方が嫌」だから。
高校での進路相談で普通の社会人になることに「それでいいのかな」と思ったのがきっかけだったそうです。
このエピソードだけでも河西健吾さん曰く、「頑固で人付き合いの苦手な性格」という自身の性格が伝わってきます。
またかなりのインドアで、Twitterでは大好きなゲームについてツイートしている模様です。
河西健吾さんの声の特徴
声質は中性的なハイトーンで、よくベテラン声優・石田彰さんに似ていると言われていますね。
「3月のライオン」の原作者・羽海野チカさんが評した「輝く闇のような声」というポエムチックな評価は「暗闇なのにキラキラ輝いている」とか。
個人的には大阪弁のキャラ(躑躅森盧笙)を演じた時は驚きました。
地元民とあってか、方言のイントネーションや標準語に寄せている時の喋り方が自然体で聞きやすかったからです。
河西健吾さんの代表作、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」三日月・オーガス
河西健吾さんの代表作といったら、やはり「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」三日月・オーガスは外せません。
三日月・オーガス(愛称・ミカ)は火星の民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)」に属していた少年兵でした。
ギャラルホルンによるCGS襲撃をきっかけにガンダム・バルバトスのパイロットとなり、オルガがCGSの大人たちを切り捨てたことで立ち上げた「鉄華団」を支えていきます。
鉄華団のなかでは小柄で幼い顔立ちをしているものの、身体的なリスクが高い「阿頼耶識システム」の手術を三度も耐え抜いています。
それは心身ともに鍛えていたおかげで、日頃から鍛練を怠っていません。
基本的に寡黙で、表情を変えることはないです。
とはいえ何も感じないわけではなく、仲間想いで、親しい人間でも情けは深いです。
また細かいことを気にしない大らかな性格ではあるものの、一度敵とみなした相手には容赦はありません。
その勢いは冷徹と言えるほどですが、これは三日月の性格というよりも兵士として生きてきた経験に基づく行動だと言われています。
ある意味、無一郎と似ているかもしれません。
河西健吾さんの代表作、「3月のライオン」桐山零
河西健吾さんにとって「3月のライオン」の主人公・桐山零は身内(家族や親戚)のなかでも最も反響が大きかったキャラだそうです。
桐山零はいわゆる天才少年で、中学生にしてプロになった史上5人目の若手棋士です。
幼い頃に家族と死別し、施設に追いやられそうになったところを死んだ父の友人・幸田の厚意で幸田家に居候することに。
しかし幸田の子供たち、特に香子との軋轢は凄まじく、桐山は将棋の才能を頼りに幸田家を出ていきました。
そのため物語序盤の桐山の精神は荒み切っていたものの、川本家との交流をきっかけに徐々に安定していきます。
性格は真面目で繊細。
冷静である一面もありますが、激情家でもあったりします。
河西健吾さんの身内(家族や親戚)からの反響が大きかったのはNHKアニメだったからそうですが、河西健吾さん自身は桐山とは「似通っている部分がある」として思い入れが深いようです。
河西健吾さんの代表作、「Dr.STONE」あさぎりゲン
「Dr.STONE」のあさぎりゲン(浅霧 幻)もまた河西健吾さんが演じたキャラの代表格です。
切れ長で釣り目。
髪の半分は白髪、着物のような服装……といったように結構インパクトがあるキャラで、その容姿からクール系かと思われましたが、感情豊かな善人だったりします。
「軽薄男」と評されることもあり、その評価について本人もまんざらではないものの、義理堅いところもあり、それもあってか「Dr.STONE」の人気投票では第3位にランクインしました。
まとめ
霞柱・時透無一郎の声優は河西健吾さんです。
中性的なハイトーンを持つ河西健吾さんは「鉄血のオルフェンズ」の三日月をはじめ、「3月のライオン」の桐山零・「Dr.STONE」のあさぎりゲンだけでなく、「ハイキュー!!」の矢巾秀・「東京リベンジャーズ」河田ナホヤ(スマイリー)・「ヒプノシスマイク」躑躅森盧笙といったように人気作品で活躍しています。
このキャリアだけでも十分すぎますが、繊細なキャラから捉えどころのないキャラなどの演技を見事に使い分けている河西健吾さんの今後に期待大ですね。
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