今回は作中で2体登場した上弦の陸:堕姫・妓夫太郎兄妹と新上弦の陸である獪岳が直接対決したらどちらが勝つのかということを考えてみました。
基本的な強さについて、そして血鬼術それぞれ見ていくので、是非最後まで読んで下さいね。
まずは、作中で登場した時の強さで戦ったらどうなるか考えてみました。
特徴
堕姫・妓夫太郎
堕姫・妓夫太郎は2対で1つの鬼で、堕姫の帯を操る血鬼術と妓夫太郎の鎌から繰り出される強力な攻撃と毒、また、それぞれがある程度強いということに加えて、妓夫太郎が堕姫を操作しながら戦えるということが特徴です。
獪岳
獪岳は自分の血肉から作られた刀で戦いますが、人間時代、鬼殺隊だった時の雷の呼吸と血鬼術を混ぜた技を使います。
作中で明確に触れられている所はないのですが、その血鬼術は「罅割れ」とも言えるもので触れたものを罅割る斬撃です。
善逸も獪岳の攻撃を受けて罅割れていましたよね。
能力比較
「堕姫・妓夫太郎vs獪岳」
能力だけ見ると、堕姫・妓夫太郎、獪岳ともに強力で厄介ですが、作中に登場した時点での戦いであれば、堕姫・妓夫太郎が勝つのではないかと思います。
堕姫の帯は遠距離での攻撃が可能ですし、妓夫太郎の鎌は広範囲で相手に毒を与えるというWでの攻撃が可能です。
獪岳は善逸の柱修行の前後に鬼になっていることが予想されるので、おそらくまだ鬼になって日が浅く、妓夫太郎ほどそんなに人間を食っていませんので妓夫太郎の毒を分解するのにも時間が必要でしょう。
そもそも獪岳は空席となった上弦の陸の穴埋めとして、もしくは今後のポテンシャルを見込まれて上弦に入っていますので、実力はまだ上弦に追いついていません。
「堕姫vs獪岳」
堕姫と獪岳はどちらも善逸と戦った鬼ですが、両者とも善逸に斬撃を加えることはできているものの、最終的には善逸の速さに追いつけず、攻撃を見切ることができませんでした。その点からすると、速度や動体視力は堕姫と獪岳は同程度と思われます。
ただ、これは先ほどもお話した通り、獪岳が鬼になったばかりでたいして人間を食っておらず、鬼として成長していなかったと思われますので、全体としての身体能力や再生力は100年以上鬼として生きてきている堕姫と同程度かそれ以下と思われますし、血鬼術もまだ未完成なので仮に堕姫に勝てたとしても控えている妓夫太郎に勝てるかは怪しいところです。
「妓夫太郎vs獪岳」
獪岳は相手と一定の距離を取った戦い方のできる技を多用しますが、妓夫太郎に当てることができても、人間を多く食っている妓夫太郎の再生能力の方が上回ってしまうでしょう。
逆に妓夫太郎の毒と鎌のスピード攻撃をWで食らってしまった場合、鬼になったばかりの獪岳に勝ち目は無さそうです。
では、仮に獪岳が堕姫や妓夫太郎と同じくらいの人間を食っていたらどうなっていたでしょうか。
時間が経って獪岳が強くなったら?
作中に登場した時の強さだと獪岳は堕姫と妓夫太郎に勝つことは難しいですが、大量に良質の人間を食って鬼として急成長したらどうでしょうか?
元々獪岳は短期間で上弦の陸に昇格しています。
冷静で無慈悲な無惨が適当な采配をするとも思えませんので無惨から見ても、鬼にスカウトした黒死牟から見ても獪岳は強くなる素質があったのだと思われます。
そうした前提で考えても、同程度の人間を食ったら、上弦の陸にふさわしい強さを手に入れることは間違いありません。
よって、技とは別の基本的な身体能力や再生速度は妓夫太郎を上回る可能性があります。
そうすると、妓夫太郎の毒もすぐに分解できるでしょう。
また血鬼術も強化されるので、その斬撃の強さや技の精度が格段に上がることは間違いありません。
獪岳の血鬼術「罅割れ」の強さや速度も上がり、妓夫太郎でさえも簡単には再生できなくなるため獪岳の技そのもので致命傷を与えることができなくとも、斬撃を繰り返していれば必ずダメージを与え続けることができます。
そもそも鬼を殺すには、日輪刀で首を斬るか日の光に当てるしか方法がありませんから、敵の攻撃をかわしながら距離を保ちつつ相手に斬撃を与え続けて時間を稼いで少しずつ力を削いでいく、というのはいい方法です。
また、愈史郎が善逸に獪岳と戦うのが1年後だったら即死だった、と言っていますから鬼の愈史郎から見ても獪岳は強くなる素質を持っていたと言えるでしょう。
その点から考えても、無限城よりも前、柱修行をする前の善逸に首を斬られそうになる堕姫は登場時点では獪岳よりも少し上の能力しかなかったはずです。
1年後、もしくは大量に人間を食って強化された獪岳であれば、堕姫は太刀打ちできなかったのではないでしょうか。
ただ、堕姫と妓夫太郎は2人で1つの鬼なので、堕姫が獪岳に劣っていたとしても獪岳と戦っている妓夫太郎を援護することはできます。
堕姫は体を分散させることができますし、八重帯斬りは相手と距離があっても攻撃することができます。
帯の長さも本数も自在に変えることができるようなので、妨害としては有効かもしれません。
妓夫太郎は堕姫を操りながら戦うこともできるので、獪岳と同じ時間で堕姫と自分の2人分の情報を得ることができます。
そう考えると強くなった獪岳と妓夫太郎の戦いはかなり接戦になることが予想されます。
能力について
妓夫太郎の能力
妓夫太郎の武器についてもうちょっと分析してみましょう。鎌ももちろん強いのですが、一番の強みは「毒」です。
ただ、妓夫太郎の毒はどうやら回るのに時間がかかりそうです。
実際戦いの中で毒を受けていた天元も、炭治郎も即死ではなく、しばらく動けていましたよね。
その毒も妓夫太郎の血から作られているので、しのぶさんが使う毒のように、その都度調合を変えたりすることはできなそうなので、基本的に同じ毒を受け続けるのであれば、強化された鬼であり、さらに呼吸も使える獪岳であればわりとすぐに分解できてしまうのではないでしょうか。
また、堕姫と妓夫太郎の攻撃は二人合わせれば、中距離・近距離どちらでも強い攻撃をすることができますが、毒が無ければどちらともただの物理攻撃です。
物理攻撃であれば、彼らと同程度の再生能力を持っていると仮定した獪岳であればすぐに再生できてしまうでしょう。
獪岳の能力
獪岳が得意とするのは中距離での攻撃なので、かすっただけでも罅割れが止まらない獪岳の攻撃は再生に要する時間が多くなってしまう可能性があります。
完全に再生してしまう前に、斬撃を与えることができれば獪岳優勢に持っていくことが可能です。そもそも、力が同程度の鬼同士の戦いであれば若干堕姫が足手まといだろうこと、そして罅割れの再生にかかる時間が必要なことから、徐々に差が開いていって最終的には獪岳が勝つのではないかなと思います。
強さが拮抗した相手同士の戦いなので、とても時間がかかると思いますが、鬼は無限に戦えますので致命傷を与えられるまで戦い続けるでしょう。ただ、これは獪岳がたくさんの人間を食って、鬼として強化された場合の話ですけどね。
いかがでしたでしょうか?皆さんはどちらが勝つと思いますか?
もし他にも、この鬼とこの鬼が戦ったらどっちが強いの?などの考察のリクエストがあれば、それも教えてくださいね!
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