アニメ柱稽古編が終了して、劇場版無限城編が始まるのをファンは待つ事になった鬼滅の刃。
今回は鬼達のボスである鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)が浅草で出会った主人公の炭治郎を何故始末しなかった事について考察します。
この頃の炭治郎はまだまだ鬼殺隊士として未熟なので、無惨からすれば蠅を叩くが如く潰せるはずです。
しかし、それをしなかったのには何かしらの理由があったのでしょう。
それ故に、何故始末しなかったのかを考察していこうと思います。
鬼滅の刃無惨と炭治郎は浅草で会っていた
先程も言いましたが、無惨と炭治郎は浅草で知り合っています。
炭治郎は鎹鴉(かすがいからす)から浅草に鬼がいると言う報告を受け、すぐさま浅草に向かいました。
この時の炭治郎は沼の鬼との戦いを終えたばかりでしたが、行かないといけないので行く事になります。
そして浅草に到着するも、大勢の人々や大きな建物を目の当たりにした炭治郎は困惑。
これまで田舎で暮らしていた炭治郎にとって大都会は初めての事であり、人の多さに思わず人酔いしてしまって一旦離れます。
そして屋台でうどんを食べようとした時、自分の家に残っていた無惨の匂いに気づき、急いで浅草に戻って人込みをかき分けて無惨の腕を掴みました。
すかさず斬ろうとした炭治郎だったが、彼は子供や奥さんらしき女性と共に行動をしている事が明らかになり、しかも子供と女性は無惨が人ではないと気づいていなかったのです。
無惨は炭治郎の事は知らない子供だと2人に説明しつつ、邪魔しないように近くの男性をひっかけて血を与える事で鬼にします。
炭治郎は男性を抑えながら、密かに逃げる無惨に対して必ずその首を斬ると宣言。
無惨も炭治郎の耳飾りを見て、かつて自分を追い詰めた継国縁壱(つぎくによりいち)の関係者だと察し、積極的に始末するように部下達に言うようになりました。
鬼滅の刃無惨が炭治郎を浅草で殺せなかった理由
ここからは無惨が炭治郎を浅草で殺せなかった理由を考察します。
理由については以下の通りではないでしょうか!
理由①大勢の目があったから
理由の1つ目は大勢の目があったからです。
浅草には大勢の人達でごった返している状態にあり、無惨と一緒の女性も最初彼と離れ離れになっていた程。
無惨の力を持ってすれば、炭治郎はあっという間に始末していてもおかしくありません。
しかし、それをやってしまえば、他の人達にまで始末するところを見せてしまう事になります。
炭治郎だけを変死に見せかけるように始末することが出来ればいいのですが、無惨にそんな芸当は出来ません。
そのため、始末するには大勢の人間達も巻き添えにしないといけないのです。
そうなって来ると無惨が人ならざる存在であることがバレてしまう事になるので、始末しなかったのでしょう。
理由②自身の手を汚すまでもないから
理由の2つ目は自身の手を汚すまでもないと考えたからでしょう。
無惨は鬼達のトップであり、縁壱を除けば自分の命を脅かすような鬼殺隊士と出会っていませんし、出会った瞬間に始末しています。
そのため、炭治郎を見た時には耳飾りを見て動揺はしつつも、自分がわざわざ手を汚すまでもないと思ったんじゃないでしょうか。
そして距離をとってから部下達に始末を命じたのだと思います。
理由③情報の宝庫だから
理由の3つ目は浅草そのものが情報の宝庫だからです。
無惨は人間の振りをして行動していますが、そんなことをしているのは青い彼岸花の捜索のためです。
芸者の女性の時は青い彼岸花に関する情報収集、少年の時は太陽の元で歩けるようになるための研究と役割が決まっています。
炭治郎と初めて出会った時の男性の時は芸者の女性の身では不可能な青い彼岸花に関する情報収集や研究のためのお金集めを役目としているのです。
浅草では多くの人間達がいるので、青い彼岸花の情報も集まりやすいですし、他にもお金集めにも適していると言えます。
それ故に炭治郎を始末して正体が露見してしまえば、情報を得られなくなるのを恐れたから自ら手を下さなかったのでしょう。
理由④鬼殺隊に存在を見つけられたくないから
理由の4つ目は鬼殺隊に存在を見つけられたくないからです。
鬼殺隊は無惨を始めとした鬼達を始末するために結成された組織であり、ずっと無惨を追いかけています。
無惨もこれまで幾度となく鬼殺隊士を殺していて、しかも飽きたとも、自分と言う天変地異相手に挑もうとする異常者とも評していました。
そのため、極力鬼殺隊に自分がいる事を気づかれたくないのです。
仮に炭治郎を殺めてしまえば、他の鬼殺隊が嗅ぎつけてくるだろうと思い、この場で手をかけずに去ったのでしょう。
理由⑤縁壱を思い出したから
理由の5つ目は縁壱を思い出したからではないでしょうか。
無惨は縁壱に対しては自分よりも化け物と評した実力者であり、唯一逃げに徹した相手でもあります。
その時の縁壱は耳飾りをしていたので、今の炭治郎の耳飾りを見て、縁壱の関係者だと察していました。
この場で始末する事も考えたでしょうが、もし縁壱の関係者ならば油断ならない相手であり、下手すればやられる可能性があると思ったんじゃないでしょうか。
同時に細胞が恐怖に負けて始末したくても手が動かなくなる恐れもあった筈です。
それを恐れて部下にやらせようと思って手を下さなかったのでしょう。
鬼滅の刃無惨が炭治郎を浅草で殺せなかった理由について考察!まとめ
以上が無惨が炭治郎を浅草で殺せなかった理由についての考察でした。
理由としてはご覧の通りなのではないかなと思いますね。
今踏まえると無惨がこの時点で炭治郎を始末しておけば、後々問題なく鬼殺隊を壊滅に持って行けたんじゃないかと思いましたね。
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