鬼滅の刃には数多くの鬼が出てきて、それぞれ様々な血鬼術を使って鬼殺隊を翻弄します。
今回はそんな血鬼術の中でも特に凶悪なもの、厄介なものを3つ選びました!
鬼の強さだけではなく、血鬼術単体でこれは厄介だ、どう対処するんだ?というようなものを中心に選びましたが、作中にはそれ以外にも多くの血鬼術が出てきますので、自分ならどの血鬼術を選ぶかな~?と思いながら、是非最後まで読んで下さいね!
鳴女:無限城
新上弦の肆:鳴女が血鬼術で生み出したのが異空間、無限城です。
鳴女の血鬼術は、無限城というよりは空間を操る力、偵察力だと思うのですが、分かりやすく、ここでは「無限城」としておきます。
鳴女は小さな目玉で無限城での最終決戦に向けて鬼殺隊の居場所を把握したり、鬼であればどこにいてもすぐに無限城に召喚することができます。
無限城は地中にあるため、朝になっても陽光が当たりません。
首を斬られない限り傷は何度でも再生する鬼にとって有利な戦場です。
鳴女は琵琶を鳴らすだけで、広大な空間を変化させたり、人物を自在に送り込むことができます。
時透無一郎だけを黒死牟の元に送り込んだり、炭治郎と義勇と無惨と鉢合わせさせたり、しのぶを童磨の所にたどり着かせたり…
完全に鳴女の管理下にあるかと思いきや、悲鳴嶼さんや不死川実弥が黒死牟の所に登場したりしているので、全てを同時に把握する、ということはできないようです。
伊之助が童磨の所に現れた時は「烏に一番強い鬼の所に連れていけ」と言ったと言っていたので、無限城の中に多数飛んでいる烏もある程度は把握できていたのかも知れません。
でも、まぁそれもその時点で、というだけで鳴女が空間を変えようと思えばすぐに変えることが出来てしまいます。
鳴女を倒そうとしても、首を狙われたら空間を変えることができるのでそもそも鳴女に近づくことさえ困難です。
戦いを無駄に延長されて人間である鬼殺隊にとっては非常に不利な戦いとなってしまいます。
鳴女の血鬼術自体に殺傷力はほとんどないのですが、煩わしさと厄介さは随一だと蛇柱:伊黒さんをイラつかせていました。
作中では愈史郎が鳴女の脳を乗っ取ったことで無限城のコントロールを奪うことができましたが、柱であろうとも人間はこのようなことは出来ません。
鬼、かつ目隠しの術で鳴女に気づかれずに近づけて、脳を乗っ取ることは愈史郎にしかできないので鳴女の血鬼術は逃げ切るという点で最凶、最悪と考えてランクインさせました。
童磨:氷
氷の血鬼術を使うのは上弦の弐:童磨です。
童磨は自身の血を凍らせて様々なものを作り出したり、氷を空気中に散布して呼吸を妨げます。
鬼殺隊の強さのポイントは呼吸なので、その呼吸を封じることができる、という点では攻撃の殺傷力以前に相性は最悪の血鬼術と言えるでしょう。
その中でも特に強力なのが結晶の御子です。
童磨のコピーのような膝程の大きさの氷の人形を生み出します。
この人形は童磨の指示が無くても自動で動き、戦いを記録し、その情報を童磨に送ることができます。
さらに分身だからといって半天狗のように力が弱くなるということではなく、それぞれが童磨と同じくらいの強さを持っている、
そして、何体でも出せるとのことで厄介です。
単純に上弦の弐が量産されてしまう、ということですからね。
作中でも童磨はあと5体ほど結晶の御子を出して鬼殺隊と戦わせようとしていました。
もし実際に無限城の中に結晶の御子が放たれていたら、まず何も知らずに冷気を吸うなどして呼吸が封じられ、鬼殺隊は壊滅していたでしょう。
そもそも童磨を毒等で弱らせたりせずに、正面から戦いを挑んだとして勝てる柱っていたのか?と疑問が残る程強いので、童磨の血気術「氷」を選んでみました。
黒死牟:月の呼吸
鬼の血鬼術なのに「呼吸」。
これは元鬼殺隊員だった黒死牟の血鬼術です。
「呼吸」と言っていますが、実態は間違いなく鬼の異能です。
自らの肉体から生み出した刀をふるい、斬撃の周りには不規則な大きさで細かい三日月状の刃を生み出して攻撃します。
刀はその大きさや長さに関係なくノーモーションでふるうことができるので、攻撃を予想することが出来ません。
更に三日月上の刃も追いかけてくるのですからたまったもんじゃありません。
その三日月上の刃も常に大きさや長さが変化する変則的な動きをするので攻撃自体がいびつでその軌道も予測不可能です。
また、作中では少なくとも16まで型があることが分かっていて、その数からも強さがわかります。
漆ノ型以降は刀が巨大化していて、攻撃力、攻撃範囲も強く広くなっているので、実力上位の柱達であっても逃げたり避けたりすることで精いっぱいです。
少しでも斬撃を与えるためには、月の呼吸の攻撃を見るのではなく、筋肉や血液の動きを見て予測する、透き通る世界に入らなければいけません。
最終的には自分の体から直接無数の刀を生やして攻撃してくるなど、もはや刀を持たずとも攻撃が可能です。
柱の中でも実力上位の3人の攻撃と特異体質の玄弥の血鬼術で固定できなければ勝てない凶悪な血鬼術でした。
普通の鬼殺隊員では勝てない、柱でも単体では勝つのが難しそう、という凶悪な血鬼術を選んでみましたが、いかがでしたでしょうか。
血鬼術にも鬼の個性が現れていてそれぞれ特徴的で面白いですよね。
他にもこの血鬼術はやばい、あの血鬼術について考察して!等ご意見ご感想がありましたら、是非教えてください!
コメント