鬼の撲滅を掲げた政府非公認の組織「鬼殺隊」。
そのなかで最上位の剣士「柱」は屋敷の所有や継子の育成、お館様との会合(柱合会議)など多大な権利が認められるものの、同時に過酷な任務と向き合います。
とはいえ「鬼滅の刃」本編に登場した「柱」たちは全員、一般隊士たちを遥かに超えた強さを見せつけました。
そんな「柱」たちですが、その強さに関しては見解がバラバラで、ランキングにしてもサイトによって順位が違っていたりします。
そこで、ここに新たな「柱」の強さランキングを提案・考察していきたいと思います。
「鬼滅の刃」柱の強さランキング、腕相撲・俊足ランキング!
「柱」たちのランキングをつける前にチェックしておきたいのは、単行本11巻のおまけページで明らかになった柱内の腕相撲ランキングです。
腕相撲ランキング
第1位 | 悲鳴嶼行冥(ぶっちぎり) |
第2位 | 宇髄天元(力強い) |
第3位 | 煉獄杏寿郎(強い) |
第4位 | 不死川実弥(強い) |
第5位 | 冨岡義勇(強い) |
第6位 | 甘露寺蜜璃(強い) |
第7位 | 時透無一郎(ふつう) |
第8位 | 伊黒小芭内(ちょい弱) |
第9位 | 胡蝶しのぶ(弱) |
また腕相撲ランキングとともに発表されているのが俊足ランキングです。
これは直線距離を走らせた際の順位となっています……ただ俊足ランキングに関しては
- 伊黒が直進しなかったこと
- 無一郎がまだ記憶を取り戻していなかったこと
- 甘露寺が食後だったこと
が相まっていることを付け足しておきます。
(本来スピードなら特殊な筋肉となっている甘露寺のほうが圧倒的に上ですが、先述したように食後に計測したため、ランクダウンしました。あとは「刀鍛冶編」を迎えるまで甘露寺は自分の強さで周りから迫害されることを恐れていたため、腕相撲を含めてセーブしていた可能性があります)
俊足ランキング
第1位 | 宇髄天元 |
第2位 | 不死川実弥 |
第3位 | 悲鳴嶼行冥 |
第4位 | 胡蝶しのぶ |
第5位 | 煉獄杏寿郎 |
第6位 | 冨岡義勇 |
第7位 | 伊黒小芭内 |
第8位 | 時透無一郎 |
第9位 | 甘露寺蜜璃 |
正直なところ、今回発表するランキングは実戦における強さを前提にしているので腕相撲・俊足ランキングはあまり関係がありません。
しかし「柱」たちの能力を示しているものであることには変わらないので、ご紹介いたしました。
さて、いよいよ柱の強さランキングを発表していきましょう!
「鬼滅の刃」柱の強さランキング
第9位
胡蝶しのぶ
第9位にランクインしたのは蟲柱・胡蝶しのぶです。
理由は言うまでもなく、
・鬼の頸を撥ねられないこと
に尽きます。
しのぶは小柄な体格が災いし、鬼の頸を撥ねるための筋力が足りませんでした。
これは呼吸法でも補えないことで、そもそもしのぶが扱う「蟲の呼吸」は「花の呼吸」をアレンジしたものなので呼吸との適性もよろしくないのかもしれません。
しかし藤の花の毒を開発し、なおかつ鞘の中で毒を調合できるギミック剣を用いて頸を撥ねずとも柱に登り詰めたのは誰にも出来ない功績でしょう。
おまけに上弦の弐・童磨との因縁もあり、藤の花を摂取して自身を毒そのものにしていたことも力だけではない強さを物語っています。
第8位
宇随天元
8位にランクインしたのは音柱・宇随天元です。
ガタイがよく、腕相撲・俊足ランキングでも上位者である宇随を第8位にした理由は2つあります。それは
- 火薬を用いていること
- 宇随独自の戦闘計算式「譜面」の完成に時間がかかってしまうこと
です。
はっきりとは名言されていませんが、宇随が火薬(爆発)を用いるのは本人の派手好き……だからではなく、攻撃力が足りないからだと思われます。
元忍者であるため、毒の耐性や心臓を止めて毒の巡りを緩和させる肉体操作は目を見張るものの、鬼殺の剣士としての宇随の強みは精密なコントロール力だと感じられました。
また堕姫&妓夫太郎戦のクライマックスで発揮した「譜面」は相手の攻撃動作を分析しなければ始まらないため、スピード勝負の傾向が強い「鬼滅の刃」では「譜面」が完成する前に終わってしまう可能性があります。
とはいえ長期戦に持ち込めば「譜面」による先読みでダメージの回避率は上がるのは言うまでもありません。
それに宇随は剣士よりも指揮官に向いているため、包囲網戦のようなスタイルなら十分通じると思います。
第7位
甘露寺蜜璃
7位には恋柱・甘露寺蜜璃を推させていただきます。
しのぶが綺麗な美人なら、かわいい女の子な甘露寺です……が、その見た目に反して甘露寺は常人よりも8倍の筋肉密度を有しています。
いわゆる筋肉体質で、1歳にして15kgの漬物石を持ち上げました。
戦闘では超人的な筋肉をバネにして立体的な動きをし、おまけにそのスピードは宇随や善逸以上です。
「痣」を発現させたこともあり、剣士として確かな実力がある甘露寺ですが
・頭を使うのが苦手
な点がせっかくの能力の足を引っ張っています。
甘露寺は2回目の柱合会議で「痣」の発現条件を尋ねられた際、擬音を使いまくって説明していました。
その後分析していた無一郎のおかげで事なきを得るものの、戦略を練らずに鳴女に特攻したり等頭を使うことを苦手としています。
ある意味、攻撃力不足でありながらも指揮能力が高い宇随とは正反対かもしれません。
第6位
伊黒小芭内
6位には蛇柱・伊黒小芭内を推させていただきます。
伊黒の呼吸「蛇の呼吸」は炭治郎曰く「斬撃が異様な曲がり方」をしていますが、これは伊黒が自分に不足していた力を技で補った成果です。
腕相撲ランキングを見れば一目瞭然ですが、伊黒の腕力はしのぶに次ぐほど弱かったりします。
そう言った意味では伊黒が技巧で弱さをカバーするのは当然かもしれませんが、
- 潜在能力の高さ
- 冷静な洞察・判断力
が伊黒を6位にした理由です。
伊黒の生まれは鬼と共存していた一族の出で、もっと言えば伊黒はその一族を統括していた鬼への生贄でした。
そんな生い立ちゆえに伊黒は走ることさえもままならず、また体格や弱視という身体的なハンデを抱えていました。
けれど鬼殺隊に救われ、そのまま入隊した伊黒は「柱」へと登り詰めたのは並大抵のことではありません。
また無一郎の死にざまを通して「赫刀」を発現させる条件を見出したこと。
失明しながらも無惨戦に即座に復帰しつつ、戦局を見極めて炭治郎に指示したことなどいち剣士としての能力だけではなく、味方の能力を活かせる指揮能力もまた伊黒の強さだと思います。
第5位
時透無一郎
5位にランクインしたのは霞柱・時透無一郎です。
刀を握ってわずか2か月で「柱」に昇格した天才少年で、大人顔負けの合理的な判断・考え方をするのも特徴に挙げられます。
上弦の鬼と戦ううえで欠かせない「痣」・「赫刀」・「透き通る世界」を満たした「柱」でもありました。
無一郎の強さはその天才ぶりも外せないものの
・爆発的な成長
だと思います。
2か月で「柱」になったことといい、黒死牟戦で「赫刀」と「透き通る世界」に至ったことといい、その一気に加速する成長性は敵にしてみれば脅威でしょう。
ただ圧倒的に経験不足に思えるため、このランキングにしました。
第4位
冨岡義勇
4位にランクインしたのは水柱・冨岡義勇です。
炭治郎が最初に出会った鬼殺隊の剣士である義勇はコミュニケーション下手が目立ちがちですが、戦闘では
- 変幻自在
- 臨機応変な戦い方
が義勇の強みとなっています。
それは自由自在な斬撃・歩法が特色になっている「水の呼吸」を十全に発揮しているからもありますが、義勇は新しい型「凪」を編み出しました。
これは斬撃によって鬼の攻撃を無効にするという技で、猗窩座の「破壊殺・乱式」すらも封殺したほどです。
それだけでなく炭治郎をはじめ、仲間との連撃も秀でているのは義勇にしか出来ない能力だと思います。
第3位
不死川実弥
3位には風柱・不死川実弥を挙げさせてもらいます。
実弥は自身の血、「稀血のなかの稀血」を用いて鬼を酩酊状態にさせていました。
(実弥は稀血なのですが、なかでも血の匂いだけで鬼を酔わせる特殊な体質となっています)
この血は上弦の鬼にも通じるほどですが、実弥の強さは
- 父親譲りの頑丈な身体
- 野性的な勘
- 柔軟な動き・判断力
だと思います。
実弥は黒死牟戦で内臓が飛び出るレベルのダメージを負うものの、呼吸と筋肉の力でそれをガードしました。
また無惨戦にて生き残ったのも体が頑丈だったことが大きいようです。
つけ加えるなら実弥の野性的な勘・柔軟な動きによって成立している「喧嘩殺法」という独特な戦い方は戦場を上手く立ち回ることに秀でています。
弟・玄弥の南蛮銃を拾って撃ったり、愈史郎の札を瞬時に理解して使ったりなどが主な具体例です。
このように生存力の高さや単身の立ち回りなどから3位にしました。
第2位
煉獄杏寿郎
2位にランクインしたのは炎柱・煉獄杏寿郎です。
説明不要かもしれませんが、「無限列車編」にて指揮能力の高さ、8両列車のうち5両および脱線時に技を繰り出して乗客を守り抜いたことが煉獄の強さを物語っています。
しかし煉獄の強さを一番物語っているのは
・上弦の参・猗窩座と単独で渡り合った
ことです。
「鬼滅の刃」では戦いが苛酷になるにつれ、仲間との連携が肝要となっていきました。
1人1人が鬼と対峙する展開が多かった序盤を思えば、まさに終盤の総力戦は鬼殺隊の成長を感じずにはいられませんでした。
それを踏まえると「無限列車編」における猗窩座VS煉獄は異様とも言えます。
なにしろ頸が硬い猗窩座をたった1人で追い詰めたのですから、もしも煉獄が「痣」を発現していたならヤバかったでしょう。
そういった潜在能力も含め、2位にいたしました。
第1位
悲鳴嶼行冥
1位に輝いたのは岩柱・悲鳴嶼行冥です。
数多くのランキングサイトでも堂々の1位入りを果たしている悲鳴嶼の強さは
・たくましき体躯から放たれる斬撃の威力は、鬼殺隊柱一の強さを誇ると言っても過言ではない
という公式ファンブックからのお墨付きも得ています。
そうでなくても伊之助や黒死牟をはじめ、敵味方からその身体能力や技巧を認められていました。
腕相撲・俊足ランキングでも鍛え抜かれた身体にふさわしい腕力を発揮しながらも、その巨躯を裏切る俊敏性は上弦の鬼や無惨との戦いでも見せつけています。
入隊する前に鬼を素手で撲殺したこともいい、盲目であるがゆえに音を頼りに空間を把握する能力に長けていたことといい、ポテンシャルも感知も抜群です。
文句なしの最強キャラだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
独自の考察と「柱」たちの能力・実績を交えた柱の強さランキングはお楽しみいただけたでしょうか?「この順位は違うと思うなぁ……」と思うところもあるかもしれませんが、「柱」の強さについて新しい一面を提案したということでご了承ください。
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