PR

もしも「新・上弦の伍」が登場していたなら、まさかのあのキャラ?

スポンサーリンク

「新・上弦のといったら「鬼滅の刃」の残念なところとして有名です。

「無限城編」にて新・上弦のろくとして鳴女なきめ獪岳かいがくが鬼殺隊に立ちはだかったにも関わらず、伍だけは登場しませんでした。

このことにファンはがっかりし、未回収な伏線としても挙げられています……が、個人的にはそれで良かったと思います。

何故なら「新・上弦の伍」の登場は鬼の勝利、その伏線になっていたかもしれないからです。

そしてそんな「新・上弦の伍」にふさわしい鬼は全編を通してただ1人しかいません。それは「鼓屋敷編つづみやしきへん」のボス、響凱きょうがいです。

「鼓屋敷」の鬼・響凱とは?一体どんな鬼なの?

響凱は「鼓屋敷編(アニメ第一期)」に登場する鬼で、屈強な身体と見上げるほどに高い背丈、そして肩や腹などから鼓を生やしていました。

響凱の特徴

一人称は「小生」あるいは「俺」。

性格は神経質でプライドが高く、屋敷に上がり込んだ炭治郎たちや他の鬼たちに対して強烈な苛立ちを抱いていました。

ボソボソと小声で喋るところも陰気な性格を浮き彫りにしていますが、決して感情的なだけの性格ではありません。自身の身体が人を受けつけなくなった問題の解決策として稀血まれちを狙うことにしたり等計画的で賢い立ち回りをするのも特徴的です。

響凱の血鬼術

血鬼術は「鼓」

体のあちこちから生えた鼓を打つことで屋敷内の空間を操作し、不可視の斬撃を繰り出します。空間操作と斬撃はそれぞれの鼓によって違っており

  • 右肩:部屋が右回転
  • 左肩:部屋が左回転
  • 右大腿部:部屋が前回転
  • 左大腿部:部屋が後ろ回転
  • 腹部:不可視の斬撃
  • 背中:別の部屋へ転移

といった具合です。

つまるところ響凱の血鬼術は鳴女の下位互換といってもいいでしょう。人間時代のトラウマといい報われなさといい、その後登場する鬼たちの人間時代に起きた悲劇を思えばまさしくそのことを示唆するキャラだったと思います。

なぜ響凱が「新・上弦の伍」となり得るのか?その根拠とは?

「鬼滅の刃」序盤に登場し、そして炭治郎に撃破された響凱

「いやいや、序盤で退場したなら新・上弦の伍にはならないでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、こうは考えたことはありませんか?

・もしもあの時、炭治郎たちに「鼓屋敷」の任務が命じられなかったら?

と。

その場合、響凱が「無限城編」までに撃破される可能性はグッと下がると思います。

なぜなら

・響凱は体質的な問題で人を襲う機会が減少している

・響凱が住処にしていた屋敷周辺には他の雑魚鬼がいた

・鬼殺隊の隊士の質はあり得ないほどに低くなっていた

からです。

響凱の回想シーンで彼は下弦の陸になったものの、人を食べられなくなり、そのことで無惨から見限られて数字を剥奪されたことが明らかになりました。

そこで人が食べられなくなった自身が力を得る手段として「稀血」に目をつけるものの、この襲う人間を限定したことが響凱の命を長らえさせていただろうと思います。

鬼殺隊が鬼を見つけるには、原因不明の失踪や犯人不明の事件など人的被害が明らかになってからです。

逆に言えばその被害が鬼殺隊に届かない、あるいは隠ぺいされてしまえば隊士が派遣されることはありません。

もし派遣されたとしても「鼓屋敷」周辺で響凱以外の雑魚鬼を討伐してしまえば、それで任務完了となる可能性は十分あります。

実際に「浅草編」では浅草での任務を言いつけられた炭治郎の討伐対象は朱紗丸すさまる&矢琶羽やはばではなく、珠世たまよたちのほうでした。

また「柱合会議編」で風柱・不死川実弥しなずがわさねみがこぼしたように作中における鬼殺隊の質は悪くなっているため、たとえ「鼓屋敷」内に他に鬼がいると分かっていたとしてもスルーしていた恐れがあります。

もちろん「鼓屋敷」の任務が言い渡された以上、響凱の存在は鬼殺隊が察知していました。

派遣した隊士が帰らずじまいともなれば柱が動いていたでしょう。

そうなっていたら響凱の命運を尽きていたでしょうが、それでも撃破されない可能性が完全にゼロになるわけではありません。

あとは下弦が解体されたことを考慮すると、十二鬼月以外で十二鬼月に匹敵する実力がある鬼が響凱以外いないこともポイントです。

響凱が「新・上弦の伍」となり得る理由は他にもある!

実は「響凱は無惨のお気に入りだったのではないか?」と考察されています。

というのも響凱は鳴女と同じく空間(異空間)使いにくわえて、あの無惨が数字の剥奪で済ませたことがその根拠です。

言うまでもなく無惨は「使えないから」という理由で下弦の解体するほど使えない(弱い)鬼に対して苛烈な対応をしています。

それを踏まえると、響凱が十二鬼月の数字と地位を剥奪された程度で済んだのは奇跡です。

しかし無惨は猗窩座やるいのように向上心がある者や素直な者を好んでいる傾向があり、そういった意味では響凱はドンピシャと言えます。

何しろ十二鬼月でなくなった後も返り咲こうと稀血を狙っていましたし、そもそも響凱の血鬼術は無惨から見限られた後で開花したのではないか?とまで言われているほどです。いずれにしても「無限城編」まで生き残っていたら、鬼殺隊にとってかなりの強敵になっていたでしょう。

もしも響凱が「新・上弦の伍」になっていたら?

はっきり言って響凱は強い鬼ではありません。

それでも「無限城編」にて鬼側のサポートとして活躍していたら、これ以上なく厄介な存在だったことは間違いありません。

例えば「無限城編」にて恋柱・甘露寺蜜璃かんろじみつりとともに鳴女を攻略しようとしていた蛇柱・伊黒小芭内いぐろおばないはあの手この手で空間を操作する鳴女の血鬼術に

「血鬼術の殺傷能力はそれ程でもないが 煩わしさと厄介さは随一だな!!」

と空間使いのやりにくさを評していました。もしもこの時に響凱が参戦し、なおかつ鳴女共々空間操作をしていたら……愈史郎ゆしろうの助けが入ったとしても、無限城攻略は困難だったと思います。

新・上弦の伍考察 まとめ

「響凱=新・上弦の伍」説はあくまでも偶然が積み重なり、「無限城編」まで響凱が生存していた場合のみに成立する説であるのは承知しています。

しかしだからこそ作中では「新・上弦の伍」は登場せず、鬼殺隊の勝利で終わったのだとも思っています。もしも響凱が生き残っていたら上弦の鬼に選ばれた可能性が高く、その場合、戦いは鬼の有利に傾いていたのかもしれませんから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました